たった10分でコミュニケーションによるストレスから解放され上手に人づきあいができるようになる方法

長い人生、その大半は、人との関わりで出来上がっています。
相性の良い人、悪い人、色々な人と人間関係を築いていくのが生きていくことだと言えるでしょう。

付き合う相手によって、コミュニケーションの取り方もさまざまです。誤った方法をとれば、相手との間に溝が生まれることもあり、人との付き合い方は、なかなか難しいものがあります。

でも、そこを乗り超えたいと貴方が願うように、相手も同じ願いを持っているはず。互いに理解し合える道は必ず存在します。それを信じてコミュニケーションとる方法を探しましょう。

どのような付き合いでも、人との交流は人生を豊かにします。円滑な人間関係を考えることは、貴方の人生を豊かにする方法を考えることと同じかもしれません。

コミュニケーションの基本知識

一般にコミュニケーションといっても、職場、学校、家庭、地域、と人と関わる場面は色々です。親密度など関わりの深さも異なり、時間の経過によって関係が変化していくことも考えられます。
効果的なコミュニケーションのとり方は、人との関係性の中から生まれてきます。
その関係性を個別に検討する前に、コミュニケーションが社会の中でどのように行われているかを概観してみましょう。

コミュニケーション=意思の疎通と考えることができます。
そして、コミュニケーションをとるためには相手へのアプローチが必要になります。そのアプローチのパターンは、大きく分けると次のようになるでしょう。

1 個人→個人
2 個人→集団
3 集団→個人
4 集団→集団

実際には、このように広範囲に渡ってコミュニケーションは機能し、その輪は広がっているのです。勿論、4つのパターンの中で、最も切実な問題は、1の個人→個人のアプローチであることは言うまでもありません。

ところで、上で示した「集団」には、会社、学校、など、それぞれ異なる人たちが集まっています。そして集まる数、目的、結びつきの強弱もさまざまです。

一方で個人は集団に属し、その中で一定の役割を果たしています。
特定の人とのコミュニケーションを考える場合も、その人がどのような集団に属しているかを踏まえた上で、その方法を決めることになります。
相手の立場を考えて、というわけですね。
同時に、自分の立場がどのようなものかを把握することも重要になります。こちらは、自分の立場をわきまえて、ということになるでしょうか。

要するに、「コミュニケーションとは、異なる立場の人間同士が交流すること」、こんな風に考える事ができますね。
至極当然のことですが、ここを押さえておくと、目の前に居る相手⇔貴方、の関係を冷静に観察することができるようになります。

関係がギクシャクする、交流が上手くいかない、そんな悩みに遭遇した時、貴方は相手の個性だけに注目していませんか? そこだけに目が行ってしまった場合には、単に相性が良い、悪い、という感覚的な判断に陥りがちです。
客観的に相手の評価をするためには、貴方自身も含めて二人の関係を客観的に把握するする必要があります。

もしも、感情的な側面だけで人間関係を考えるなら、育った環境、現在の立場、それぞれに違う人同士が交流できるケースは、極めて限定されるでしょう。それを超えた交流が可能でない場合、大げさに言えば社会は成立しません。
そして、社会生活を営む貴方にも、好き、嫌いを超えたコミュニケーションスキルが要求されていると考えるべきなのです。

それに加えて、交流の背景にあるものを的確に意識することは、相手を受け入れる下地を作り出します。お互いの関係を客観的に把握できた時、貴方の態度にはゆとりが出てくるでしょう。

つまり、相手の言動には必ず理由が存在する、そんな風に余裕を持った接し方が可能になるのです。これがコミュニケーションを成立させる第一歩であると考えましょう。


相性の合わない相手と会話するときに注意する点は?

思えば思われる、嫌えば嫌われる」という言葉があります。前者については、些か「?」かもしれませんね、いつもそうなら実に嬉しいのですが・・・。

それはともかく、後者の「嫌えば嫌われる」の方は、全くその通りです。自分の抱いている感情は、必ず相手に伝わると考えた方が良いでしょう。
例外的にそうでない場合もありますが、これは主に異性との間で生じる男女の感性の違いから来るものであり、それはそれで、また別の意味で厄介な問題を含みます。

会社など一定の集団の中では、必然的に相性の良くない人と遭遇します。よほどの少人数で、なおかつ社員としての活動範囲が社内のみか極めて狭い範囲で無い限り、その可能性は100%と言っても良いでしょう。

これには理由があって、どんなに幸運な人でもそれは避けられません。
その理由ですが、実は、貴方の側にあるのです。
そもそも人間は、交流した時に心地よい状況を求めます。

気の合った仲間同士が集まれば、作り上げたその場所に『慣れ』が生まれます。きっかけが仕事であっても、少しでも安住の地となる状況を作り出そうとするでしょう。
そして、自分たちの場所に入ってくる人に対しては違和感を覚えます。

結局、貴方の『慣れ』に相手が合わせてくれない限り、合致しないことになります。これは、貴方が受け入れる立場であっても、入っていく立場であっても変わりません。貴方自身の感性に合致した人だけと出遭える確率は、ほぼ0に等しくなるのです。

そのように相性の良くない人との交流に際しては、「自分をどの程度、表に出すか」が問題になります。相手に抱いている感情を露骨に表に出す人は、まず居ないと思われます(例外的に存在しますが)。

しかし、感情的な面以外でも自分を表に出して主張する機会が多くなれば、相手に察知される可能性は大きくなります。

それでは、その相手を完全に黙殺することは可能なのでしょうか? また、それが出来ないとなれば、自分の感情を完全に押し殺す事は可能でしょうか?

何れもNO と言わざるを得ません。日常的に同じ職場で机を並べる人と、そのような関係を維持していくのは絶対に無理でしょう。

互いに抱く感情とは別に、コミュニケーションを取る必要があることは明白です。ならば、ある程度の軋轢は覚悟の上で、自分を出すしか道はないということになります。
こう考えてくると、貴方の居場所である職場が殺伐としたイメージになってしまいます。
日々、戦闘状態、では身が持ちませんよね。そこで出てくるのが、相手への見方を変えてみる、或いは、軋轢を減少させる手段を講じる、というテクニックです。

相手への見方を変える、の中には前に述べた、相手の背景を考えることも当然含みます。
繰り返しになりますが、こちらの出した信号は、必ず相手から跳ね返ってきます。これをもう少し、実際の状況に当てはめて考えてみましょう。

例えば、議論を戦わせる場面で、貴方の言葉に相手がどう反応するか、です。これには、一定のパターンがあります。

もしも、貴方が完全に理論に基づいて発言している時は、相手も感情的な面はともかく、一定の理解をした上で聞いています。返ってくる言葉も理論に基づいたもので、このような場合は、感情的にしこりの残るような軋轢の生じる余地はほとんどありません。

しかし、仮に貴方が少しでも感覚的な事柄に触れた場合、例えば、「この色は、私、嫌いだから」というような内容を口にした途端、相手は反応します。
同じ土俵で、「私は好きだけど」という話になり、後に尾を引く結果になります。これは全く子供の口げんかと同じ原理で、屁理屈を言えば、相手も屁理屈で返す、というのと同様です。

貴方にとっての要注意人物との会話では、感覚的な事柄には極力触れない方が良いでしょう。その面では自分を殺すことになりますが、一つのテクニックとして割り切ってください。

対人関係の複雑さは、いわゆる相性と言うものが形成される要因が極めて複雑なことに起因します。「燗に障る」、という言葉がありますが、相手が貴方の燗に障る部分と言うのは、実は貴方自身が同じ要素を持っているからなのです。

相手が貴方を気に入らない場合も同じです。同じタイプの人間は、互いに惹かれあうように思いますが、そうではありません。
磁石のように、プラスとプラス、マイナスとマイナス、は反発しあうように出来上がっているようです。いささか様相は異なるかもしれませんが、近親憎悪というのも同じような側面を持っているのかもしれません。

「それじゃあ、やっぱり相性の良くない人の前では自分を出さない方がイイみたい」そう思いますか? 結論を出す前に、他の側面も検討してみましょう。


言葉によってあなたのイメージは作られる

コミュニケーションの仲立ちをするのは言葉です。これは間違いありません。‘相手の言動‘などと言いますが、目の前に居る人の個性、そして人格を判断する要素としては90%以上を言葉が占めると考えてよいでしょう。
同様に、貴方も普段使用する言葉で自分自身を判断されます。

ここでは、どのような言葉を選択すれば良いかを考えてみましょう。それによって、周りが貴方を見る目も変わります。
相性の良し悪しはともかく、貴方の発する言葉は、イヤでも相手に貴方のイメージを植え付けます。上司、取引先、彼氏、同姓の友人、相手に合った言葉づかい、そして言葉選びが必要になる所以です。

そして、言葉の特徴としては、‘使用する方は言葉を無意識に使う、聞く方は神経質に聞く‘というのがあります。聞いている方が言葉尻を捉える、ということが良く起きるのはそのせいです。

世間では、無くて七癖、と良く言います。言葉づかいほど個性の出るものはありません。
その中で、聞いている側が敏感になるのは、残念ながら耳障りな、或いは、違和感のある言葉づかいです。

我々が、無意識に使ってしまう言葉づかいで、相手に違和感、もしくは反感を持たれかねないものがあります。
話を切らずに、「~ですが」と続けていく使い方です。「今、部長は席を外しておりますが、何かご伝言がございますか」このように使うのが、問題なの? と思うでしょうね。

確かにこのような場合は、あまり違和感がありません。
しかし・・・。

この「が」は習慣になりやすい物言いなのです。濁点のついた響きもよくありません。
時と場合によっては、大いに違和感の元になります。例えば、上の例では、「今、部長は席を外しております。何かご伝言がございますか」と言った方が好印象になります。

話し方教室じゃないのだから、そんな声が聞こえてきそうですね。そう、そんなに神経質になる必要はありません。結局、通じればイイ、くらいに考えておくのが、今風には妥当でしょう。

要するに、言葉を選んで使う繊細さは、対人関係に及ぼす影響が大きい、これを強調しておきたいのです。言葉づかいによっては、思ったのとは違う方向に貴方のイメージが定着してしまう恐れがありますから。

こういうのは、どうですか、「でも、しかし」これは判りやすいと思います。
何か言うと、必ず「でも、それは~じゃありませんか」と返ってくるとしたら・・・?

こういう物言いにならないようにしたいものです。反論する時は、一度、必ず「そうですね」と肯定してください。その後の「でも」、「しかし」は構いません。我の強さを包み込むような物言いを心がけましょう。

コミュニケーションの達人へ道

言葉づかい以外にも、人との普段の交流では留意しておきたい事があります。まずは、単純なことを疎かにしない、です。

その一つに『挨拶』があります。基本中の基本で疎かになりそうもないものですね。しかし、こんな例は如何でしょう。午前中、一定の時間が過ぎれば、「オハヨウゴザイマス」と口にせずに、目礼で済ます習慣があったとします。
それをその日初めて顔を合わせた人には、必ず口にする、というルールを自分で作る。
得られる好感度は大きいと思いませんか?

挨拶ばかりではありません。何気ない普段の会話の中に、必ず褒め言葉を入れる。
相手のどこかに褒めてよい部分をさがす習慣をつけるのです。些細なことでも心がければ、貴方のイメージが定着します。

口に出す言葉が貴方のイメージを作り上げる、というのは、極めて科学的な根拠を持っています。発した言葉は、相手の自律神経に作用して心と身体に影響を与えるのです。
朝の挨拶を習慣化させた場合、相手の心理に貴方のイメージは強固に刷り込まれる結果になります。褒め言葉も、そして普段の細かい物言いも同様です。このように言葉というのは大きな意味を持つ、最重要アイテムなのです。

その上で、肝心の仕事の面では、イエス、ノーをはっきりさせます。曖昧な態度、煮え切らない言葉の類は、押入れの中にしまってしまいましょう。それができる環境を既に貴方は作り上げました。

さて、ここで再び、相性の良くない人の扱いについてです。やはり、自分を押し殺して付き合っていくしか無いのでしょうか?

結論を言うと、貴方は社内で定着したイメージを元に、存分に自分を主張して構いません。貴方に定着したイメージは、懸案である相手にも伝染しているからです。

これは当人が、人気のある貴方に気兼ねする、という意味ではありません。
何か外堀から埋めていったような印象を持つかもしれませんが、そうではないのです。
貴方が周囲とのコミュニケーションに努めた結果、すなわち、コミュニケーションの本質を実行したことによります。

本来のコミュニケーションとは、イエス、ノーをはっきり相手に伝えることです。それは相性の良くない相手に対しても同じ事。仮に、相手との間に軋轢が生じたとしても、それは受け止めるしかありません。
自分を隠して交流を続けることは、長続きしないばかりか、新たに一層深い溝を作る原因にもなります。
自分を主張して生じた軋轢ならば辛抱もできますが、そうでない場合は、貴方の方に一方的にストレスが溜まります。

そんな状態に自分を追い込むのは、百害あって一利なし、でしょう。まさに何も得るものがない、状態です。
面と向かって言うと角が立つならメールを使う、実際に話す際には、極力、感覚的な内容は避ける、そんな細かい気遣いは必要になりますが、原則は正面から向き合う事が、互いの理解を得る近道だと信じてください。

達成不可能なノルマを課せられた、残業が多くて身体が続かない、そんな仕事上の厳しさよりも、対人関係の悩みが会社をやめる理由の第一位になっているようです。
人間同士の付き合いは難しく、奥が深いものだというのは誰もが実感していることでしょう。

しかも関係を築くのは困難で、崩れるのは簡単です。このことを肝に銘じると同時に、対人関係の苦労ばかりではなく、得られるもののことも頭に浮かべて頑張っていきたいものです。

自分が何かを発信すれば、必ず答えが返ってくる、そこに面白さを感じられるようになったら、貴方もコミュニケーションの達人です。

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