口の中のトラブルが原因で起こる口臭!その原因と対策

体の異常や病気が原因で起きる口臭を「病的口臭」と言いますが、病的口臭の90%は、歯や歯茎など口の中のトラブルが原因です。
これら口の中のトラブルを予防するには、歯垢がたまらないようにすることが一番です。そのためには、食後に1本1本の歯の隙間をていねいに歯間ブラシでみがく習慣をつけることが大切です。舌苔をとることも効果があります。
ほか、食べ物に気をつけることで、改善させることが可能です。

お菓子や菓子パンなどのように砂糖を多く含む食べ物は歯垢を増やします。
全粒穀物や野菜、大豆など食物繊維の多い食べ物は口の中をキレイにして歯垢を防ぎます。

虫歯や歯周病は、コラーゲンその他の栄養不足が原因です。
昔は、子どもを一人産むと歯が1本抜けるという言い方をしました。それは、歯のカルシウムとか、いろんな栄養を赤ちゃんにあげてしまうからです。つまり、栄養が足りなくなると歯も病気になるのです。

虫歯による口臭

《原因》
歯垢中の細菌が増えると歯のエナメル質を溶かして虫歯が進行します。
虫歯が進行すると、神経のある歯髄にまで細菌感染して、神経が腐敗し強い口臭を発します。

《対策》
歯科医に行き、まず口臭の原因となっている虫歯を治療しましょう。
また、しっかりと歯磨きをするようにしましょう。

《栄養面から改善する》
○良質の総合ビタミン・ミネラルを摂る
○ビタミンCを摂る
不足すると、免疫が低下して細菌が繁殖しやすくなります。

○カルシウムとマグネシウムを摂る
歯と歯槽骨の形成に必要です。カルシウムには白血球の運動を盛んにする働きがあります。
砂糖やリン酸、動物性タンパク質はカルシウムを消耗するので、気をつけましょう。

歯周病による口臭

《原因》
歯垢を放っておくと唾液中のカルシウムと結合して歯石になり、細菌の温床になって歯周病の原因になります。
歯肉(歯茎)や歯槽骨(骨を支える骨)、歯根膜(歯の周囲の靭帯)、セメント質(歯の根の部分を覆っているもの)等、歯を支えている構造物の病気を総称して歯周病といいます。

歯槽膿漏は、歯茎の病気の一部のケースです。
高齢になるほど歯周病になりやすく、歯を失う大きな原因になります。
しかし、栄養療法では改善できますので、諦めないでくださいね。

《対策》
まず歯科医に行き、口臭の原因となる歯周病を治療しましょう。
また、歯周病を改善する歯磨きをするようにしましょう。

《栄養面から改善する》
○良質の総合ビタミン・ミネラルを摂る

○タンパク質を摂る
不足するとコラーゲンがもろくなって、歯茎が弱くなります。

○ビタミンCを摂る
不足すると、免疫が低下して細菌が繁殖しやすくなります。

○カルシウムとマグネシウムを摂る
歯と歯槽骨の形成に必要です。カルシウムには白血球の運動を盛んにする働きがあります。
砂糖やリン酸、動物性タンパク質はカルシウムを消耗するので、気をつけましょう。

○ビタミンAと亜鉛を摂る
歯茎の発育と健康や、免疫力を高めるために必要です。不足すると歯茎に感染がおきやすくなります。

○ビタミンB群を摂る
不足すると口の中の粘膜の炎症が悪化します。

○ビタミンE、セレンを摂る
抗酸化作用で炎症を鎮める働きをします。

○乳酸菌を摂る
乳製品以外のもので摂りましょう


口の中の不衛生と歯垢

《原因》
歯垢の約80%は細菌で、歯垢1mgの中に約10億個の細菌がいます。
口の中を不衛生にしていると、食べ物の残りかすに含まれるタンパク質や糖を栄養にして細菌が繁殖し歯垢となり、口臭の原因になるにおい物質をつくります。

《対策》
歯磨きをすること。歯間ブラシを使うなどして、口の中を清潔に保つようにしましょう。
また、定期的に歯科医に行くようにしましょう。

《栄養面から改善する》
○良質の総合ビタミン・ミネラルを摂る
○ビタミンCを摂る
不足するとコラーゲンがゆるくなって、歯茎が弱くなります。また、免疫が低下して細菌が繁殖しやすくなります。

○カルシウムとマグネシウムを摂る
歯と歯槽骨の形成に必要です。またカルシウムは白血球の運動を盛んにする働きがあります。
砂糖、リン酸、動物性タンパク質はカルシウムを消耗するので避けましょう

 義歯(入れ歯)による口臭

《原因》
入れ歯の手入れが不適切だと表面にカンジダ菌が付着し、独特の口臭を発するようになります。このカンジダ菌というのはどこにでもいる菌で、体にある菌なのですが、抵抗力が落ちるといろんなトラブルを起こします。

《対策》
入れ歯用洗浄剤を使い清潔にすることと、睡眠中は外すことで、細菌が繁殖するのを防ぐことができます。

カンジダ性口内炎による口臭

《原因》
白い苔状のものが現れたり赤く腫れたりする、口の周りに発症する「口腔カンジダ」も口臭の原因になります。
人の口腔の30~40%に、カンジダ・アルビカンスが生息しています。体力が落ちると口の中に白い苔状のものが現れたり、赤く腫れたりします。これは、口内炎のようですが、この場合はカンジダ性口内炎です。

カンジダとは、菌類の一種でいろいろな種類があります。人に感染するものの中で有名なものが、カンジダ・アルビカンスという種類のカンジダで、いろいろな部位に発生し様々な症状を起こします。
体表(皮膚)や消化器、女性の膣などに感染して生息しており、通常は大人しくしていますが、その人の体調が良くないと活動を始めます。といっても、日ごろ、カンジダはすごい悪者というわけではなく、微生物の進入を阻害したり、栄養補給のお手伝いをしてくれたりします。
カンジダ性口内炎があると、独特の口臭を発するようになります。

《対策》
カンジダ症とはっきりわかれば、最低1年間はカンジダの増えにくい環境を維持することが必要です。
食事の改善と、サプリメントで免疫力をつけることで維持できます。

《栄養面から改善する》
○甘いものを控える
カンジダ菌は甘いものが大好きです。甘いものを食べ過ぎると血糖値が上がってカンジダ菌が増殖してしまいます。

○酵母を使った食品を避ける
酵母を使った食品はカンジダが出やくなります。
ピザ、パン、ワイン、チーズ、スモークハムなどを避けましょう。

○にんにくを食べる
にんにくにはアリシンという抗菌物質が含まれていて、カンジダ菌の増殖を抑えてくれます。

○亜鉛、感染症に不可欠なミネラルを摂る
○ビタミンAとビタミンEを摂る
免疫力を高め、カンジダ菌が悪さをしない状況を作ります。

○ビタミンCを摂る
アシドフィルス菌の棲みやすい環境を作ることができます。

○アシドフィルスを摂る(乳酸菌の一種)
カンジダ菌と戦う乳酸菌です。乳製品以外のもので摂取しましょう。



舌苔(ぜったい)による口臭


《原因》
舌の上面が白く肥厚した状態で、胃の調子が悪いときによく起こります。
これは、舌の上で剥がれ落ちた粘膜や食べ物のカスに細菌が繁殖したもので、悪臭の原因になります。
白班症やカンジダ症、腸内細菌による腐敗物質の生成、糖尿病などがうたがわれます。
自班症とは、舌の粘膜の一部が白くなり、かかとの皮のように硬くなったものです。
舌のわきにできて痛みはありませんが、まれにガンになることがあります。原因は詳しくはわかっていません。

《対策》
特殊なブラシやスプーンのようなもので除去するなど、いろんな方法があります。
インドのアーユルヴェーダで使っている舌苔ブラシというものもあります。
ただし、舌の表面は非常に傷つきやすいので、歯ブラシで磨いたりしてはいけません。
舌苔をとりすぎてしまうと、かえって口臭の原因になりますので、専用の器具や布を使って、そっととりましょう。

《栄養面から改善する》
良質なビタミンB群を摂ることで、改善されます。

あごの骨は大切

「よく歯を磨いているんですが、何で歯にトラブルが起きるのでしょう?」
ということをよく聞きます。歯を磨き過ぎるとエナメル質を傷つけてしまうなど、かえって歯を弱くしてしまうということもあります。
歯はあごの骨から生えていますよね。どこに栄養が必要かというと、あごの骨なんです。

今の人は、あごが小さくなってきています。食べ物をよく噛まない傾向もあります。あごが小さくなると、当然歯並びも悪くなるでしょう。
よく噛むことによって歯茎が強くなります。あごが小さくなっちゃったのはすぐには治りませんが、親の時代に比べて若い人たちのあごが小さいということは、1世代ぐらいで変わっていると言えます。多分キムタクのお父さんは、あごがそれほど細くないのではないでしょうか

歯周病と脳梗塞などの血管病の関係性

歯周病があると、脳梗塞などの血管病が起きます。歯周病というのは歯の周りに炎症が起きるのですが、起きると、体の中で炎症を抑えるための物質ができてきます。その物質が、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞といった血管病を引き起こす原因となるのです。

また、歯周病があると、ガンにかかる確率が高くなります。これは慢性的な炎症のためです。歯周病にかかったことがある男性は歯周病にかかったことのない男性に比べて、喫煙に関係なくガンのリスクが14%も高いことがわかっています。

歯周病を単なる口臭の原因と軽く見てはいけません。体中に炎症が起きているという体からのサインです。歯周病は怖い病気です。歯ぐらいと思うかもしれませんが、きちんと治療しましょう。

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